パラレルヴィジョン(英:Parallel Vision、2019年2月4日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2024年のダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)。
馬名の由来は、4ヶ国で開催された生の芸術を集めた展覧会。母名より連想。
経歴
2022年(3歳)
デビューは遅く、3歳となった4月9日中山芝2000mの3歳未勝利戦にクリストフ・ルメール鞍上でデビュー。道中は中団で脚を溜め、直線で抜け出すと後続に2馬身半差をつけ初勝利を挙げる。2戦目の6月19日東京芝2000mの3歳上1勝クラスでは後方2番手追走から直線で一気に各馬を交わすと後続に3馬身差をつけデビュー2連勝となった。秋に入り、重賞初挑戦となった9月25日のGII神戸新聞杯は7着に敗れたが、11月5日東京芝2000mの3歳上2勝クラスでは好スタートから先手を奪い逃げ切って3勝目を挙げた。
2023年(4歳)
1月21日の初富士ステークスで始動したが3着に敗れると、その後も勝ち切れないレースが続いた。ダートに矛先を向け、10月8日東京のJRAアプリリリース記念では中団から鋭く脚を伸ばすと最後はスノーグレースとの競り合いをクビ差制し4勝目をマークしてオープン入りを果たす。11月19日の霜月ステークスではトム・マーカンドとのコンビで挑んだが見せ場なく12着に沈んだ。
2024年(5歳)
1月13日のニューイヤーステークス(L)で始動。道中好位の4番手追走から直線で抜け出してオープン特別初勝利を挙げる。3月30日のGIIIダービー卿チャレンジトロフィーは戸崎圭太を鞍上に迎え、レースでは2番手追走から直線で鋭く脚を伸ばすと、最後は逃げ粘るエエヤンをゴール前で差し切って重賞初制覇を果たした。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。
- 競走成績は2025年3月2日現在
血統表
- 叔父に2017年中日新聞杯勝ち馬のメートルダールがいる。
- 4代母Bold Empressの半兄に1993年2000ギニーステークス勝ち馬のザフォニック、半弟にザミンダーがいる。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ
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