筆洞 (ピルトン、朝:필동)は、ソウル特別市中区にある法定洞。筆洞1街から3街までの3区域に区分されている(各街のハングル表記等は後述の「行政洞」参照)。

なお、同名の行政洞については「筆洞」を参照すること。

概要

筆洞は中区の中央部に位置している法定洞である。西から東へ順に1街から3街まで、3区域に区分されている。同名の行政洞「筆洞」の管轄区域の一部を構成している。

前身は、日本統治時代である1914年(大正3年)に誕生した「大和町」である。大和町は3区域に区分され、一丁目から三丁目までが設置された。日本統治終了後の1946年、「筆洞」に改名され、大和町一丁目、二丁目、三丁目は、それぞれ筆洞1街、筆洞2街、筆洞3街となった。名称は、李氏朝鮮の時代、漢城府五部のひとつ「南部」の部事務所が置かれたため、この地域が「部洞」(プドン、부동)と呼ばれたことに由来する 。部洞は、これと同じ発音の字を借りてきて「筆ゴル」(プッゴル、붓골)ともいい、これを漢字で表記して「筆洞」(ピルトン、필동)となった。

歴史

行政洞

筆洞各街の区域は、行政洞としての筆洞の管轄区域内にすべて含まれており、その一部を構成するに過ぎない。なお、各街のハングル表記等は次のとおりである。

  • 筆洞1街 (ピルトンイルガ、필동1가)
  • 筆洞2街 (ピルトンイガ、필동2가)
  • 筆洞3街 (ピルトンサムガ、필동3가)

教育

  • 東国大学校

文化施設

  • コリアハウス

観光・憩い

  • 慶熙宮崇政殿 - ソウル特別市有形文化財第20号。東国大学校の敷地内にある。
  • 南山ゴル韓屋村

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 中区筆洞住民センター公式サイト (筆洞を管轄する行政洞の公式サイト。朝鮮語)

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