ハーレックの男たち(英語: Men of Harlech、ウェールズ語: Rhyfelgyrch Gwŷr Harlech)は、薔薇戦争時の1461年から1468年にランカスター家のハーレフ城がヨーク家に包囲されていた時代のことを描いたとされる:394行進曲である:454。この包囲においてはダフィード・アプ・アイアン率いるランカスター方の守備隊がイギリス史上最も長い包囲に耐えた:202。
歴史
この曲が歴史上初めて記録されたのは1794年に「Gorhoffedd Gwŷr Harlech—March of the Men of Harlech」としてであるが:394、これよりも早い時期にフォークソングとして演奏されていたと言われている:41。
1862年に出版された「Welsh Melodies」第2巻において、ウェールズの詩人ジョン・ジョーンズ(en:Talhaiarn)がウェールズ語の詩を、マドリガル協会の会長であったトーマス・オリファントが英語の詩を担当した、歌詞付きの楽譜が示されている。1890年代に初版が発行され、ウェールズ語のものは1893年に初版が発表されたとする資料もあるが、明らかに誤りであるとFuld (2000)はしている:394。
広がりと派生
ハーレックの男たちはITVネットワークに加盟していた1960年代前半に、テレディ・ケムリのオープニング曲に用いられた他、フリッツ・スピーグルの「BBC Radio 4 UK Theme」にも2006年4月まで用いられた。
2001年のアメリカ同時多発テロ事件時に、ワールドトレードセンターに所在していたモルガン・スタンレーのセキュリティーチーフであったリック・レスコーラは、この曲をコーンウォール風にアレンジして歌唱することで他の従業員を励まし、彼と共にワールドトレードセンターが崩壊するまで従業員の避難を助け、2700人以上の人命を救った。
脚注
注釈
出典
関連項目
- リック・レスコーラ - アメリカ同時多発テロ事件時の避難誘導で、替え歌の「コーンウォールの男たち」を歌い同僚を励ました。
外部リンク
- Men of Harlech - Cantorion.orgでの楽譜
- Men of Harlech, Men of Harlech, Men of Harlechの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- Men of Harlech パブリックドメインオーディオブック - LibriVox




