白露(はくろ)は、二十四節気の第15。八月節(旧暦7月後半から8月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が165度のときで9月8日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から17/24年(約258.71日)後で9月6日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の秋分前日までである。
季節
大気が冷えてきて、露ができ始めるころ。『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」と説明している。
日付
定気法による白露の瞬間(世界時、UT)と、日本・中国での白露日の日付は表のとおり。日本における時刻はこの表の9時間後、中国では8時間後となり、世界時15時台の2国の日付は異なる。
グレゴリオ暦
グレゴリオ暦による1583年から2499年までの日本の白露は表のとおり。
2025年の白露は9月7日。
365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(白露は閏日の挿入される2月末日より後のため、4で割り切れる年が先頭)。 殆ど9月7日、9月8日のいずれか。1931年までは9月9日になることもあった。 稀に9月6日になることも(2088年、2092年、2096年)。
七十二候
白露の期間の七十二候は以下のとおり。
- 初候
- 草露白(そうろ しろし) : 草に降りた露が白く光る(日本)
- 鴻雁来(こうがん きたる) : 雁が飛来し始める(中国)
- 次候
- 鶺鴒鳴(せきれい なく) : 鶺鴒が鳴き始める(日本)
- 玄鳥帰(げんちょう かえる) : 燕が南へ帰って行く(中国)
- 末候
- 玄鳥去(げんちょう さる) : 燕が南へ帰って行く(日本)
- 羣鳥養羞(ぐんちょう しゅうを やしなう) : 多くの鳥が食べ物を蓄える(中国)
前後の節気
処暑 → 白露 → 秋分
脚注
外部リンク
- 『白露』 - コトバンク



